アプローチをする時の考えを順序立てる 初心者ゴルフレッスン編

グリーンを狙うショットが乗らなかったらくよくよしている場合ではありません。そこから次のショットが始まっているんです。アプローチで行なうべきことを順序立てて考えるようにしましょう。

アプローチをする時の考えを順序立てる/項目

まず、グリーンに上がる前に遠くからグリーンの形状を確認します。グリーンのどの部分が高いのか低いのか高低差が見えてくるのである程度の傾斜が理解できるはずです。また、花道からグリーンに上がる部分、グリーンから次のホールへ移動する部分は人の流れなどによる芝目にも影響します。

アプローチばかりではなくパッティングをする際の参考にもなりますのでしっかりと頭に入れておきたいものです。とくに初めてのゴルフ場は分からないことばかりなのでグリーンに上がる前には抑えておきたいポイントになります。

ボールの位置を確認することで、どのようなアプローチができるのか分かると思います。ピン位置までボールを走らせることができる場所にボールがあるのであれば、ショートアイアンやピッチングウェッジ（PW）などを使うことになります。

それでもいくら走らせる部分があったとしてもボールのライにもよります。深いラフにつかまっていたりするとランニングアプローチは使えませんので、そのときはウェッジを使ってピッチエンドランや場合によってはロブショットになります。

ピンがグリーンエッジに近い場合は、ボールを走らせる部分がありません。ボールを上げてグリーンに乗せるピッチショットになります。その場合、サンドウェッジ（SW）やアプローチウェッジ（AW）になります。

グリーンエッジや花道にボールがある場合は、パターで寄せることができないか、まずは考えてみたいものです。パターは一番やさしいアプローチの道具です。

現在の状況を把握し、アプローチの方法、アプローチのクラブも決まれば、落としどころも自ずと決まってきます。落としどころを一点に絞るとアプローチで緊張してしまいますので、ある程度前後の幅で許容範囲を決めて「これくらいに落とすことができれば」と考えることが大きなミスをしないポイントだと思います。

まず寄らないと思われるむずかしい位置にピンが切ってあるときもあります。これはピン位置がむずかしいわけではなく、ボールの位置がアプローチをむずかしくしていると思ってください。このような場合は、寄せるよりも次のパッティングがしやすいところにボールを運ぶことを考えてアプローチをしたいものです。当然ですが、上りのパットが残るようにアプローチをしたいものです。

ボールの後ろに回り落としどころを見ながら素振りをします。その時のトップとフィニッシュの位置をしっかりと体に覚えこませてください。ボールが飛び出し、放物線を描き、落ちたところからボールが止まるまでをイメージします。きっちりとイメージができるまで時間が許す限り行ないます。

これで実際にアプローチをすることになりますが、先程のトップとフィニッシュを意識してオートマティック（機械的）にアプローチを行ないましょう。たとえそれが上手く行かなかったとしてもこのアプローチの手順を繰り返し行なうことでどこにミスがあったのか具体的に分かってきます。

遠回りのように感じますが、これがアプローチの上達の近道ですよ。

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