メンタルが弱いことを認める 初心者ゴルフレッスン編

ゴルフほどメンタルに左右されるスポーツはなかなかありません。心技体すべてを求められる部分は日本の武道に通じるところがあると思います。いくらパワーがあっても、いくら技量が優れていても、精神的に強くなければ結果を残すことはできません。

実際にプロスポーツの中でも活躍できる年齢は低年齢化が進んでいますが、ゴルフにおいては30歳を越えてからの活躍が目立ちます。これは技量や体力が他より秀でていても、それをまとめる心が備わっていなければゴルフでは活躍できないことを示していると思います。

その場の雰囲気で、ティーショットをかっ飛ばしたくなったとき「いや、待てよ。」と自分をコントロールすることができるかどうか、精神的な部分が占めてきます。

上がり3ホールでつぶれてしまうのも、メンタル面が弱いからです。15番ホールまでの調子が嘘のように崩れてしまいます。スコアを意識したばかりに、それまでのプレーができなくなります。上がってみれば、いつもと変わらないスコアになっているのです。

ゴルフはスコアを争うスポーツです。なかには「スコアのことは忘れてプレーする」と教える人もいますが、これでは何の解決策にもつながっていません。目標はスコアを良くすることなのにスコアのことを忘れろとはおかしなレッスンだな、と常に思っています。（個人的に）

メンタルが弱いことを認める/項目

それよりもメンタル面を強化することのほうが余程大切だと考えています。メンタル面を強化するためには、まず行なわなければならないことがあります。それが自分自身の精神的な弱さを認めるということです。

「いや、僕はメンタルは強いよ」っていう人もいるでしょう。自分の口でメンタルが強いという人ほど精神的に追い込まれるとゴルフでは弱さを露呈してしまうことは今まで何度も目にしてきました。一度築き上げたものが壊れてしまうと悪いほうへ加速していくようにも見えます。

メンタルが強いと思っている人もそうでない人も、自分はメンタルが弱いと認識することです。自分の弱さを認めると楽になりますし、その時点で先ほどの自分よりも精神的に強くなっているものです。まずはメンタルが弱いと自覚することから始めることです。。もっと強くなるためもそうしなければならないのです。

初心者ゴルファーは怖いもの無しです。スコアは二の次、自分の目標はドライバーをいかに飛ばすことができるか、なのです（笑）。しかし、ゴルフのスコアを求め始めると必ずぶつかる壁があります。それが、100の壁、90の壁だったりするのですが、これ自体、数字の壁のように感じますが、実際には心との戦い。心の壁なのです。

ドライバーを振り回さなければ、100は切れるはずです。決めたことをきっちりとこなす事ができれば90は切れるのかもしれません。すべてが心の壁です。自分との戦いなのです。

コースマネジメントは現状の中で最大の結果をもたらすための考え方です。むずかしく捉えがちですが、簡単にいうと”作戦”なんです。この作戦を遂行するためには、メンタル面の強さが必ず必要になります。自分で決めたことを当たり前のように遂行することができるゴルファーが強いのです。簡単なようでむずかしいことは誰もが分かることです。

他人にやらせるのであれば、何も問題ないわけですが、行動にするのは自分です。「自分で決めて自分で行なう。」これほどむずかしいことはありません。それだけにメンタルの強さはゴルフに大きな影響を与えることになります。

最終ホール、ボギーで上がれば100が切れます。3打で乗せて2パットと頭に浮かぶでしょう。「飛ばしたいという気持ち」もありますが、100を切るためにはOBは禁物です。ドライバーを使うとしても必要以上の飛距離は要りません。

方向性を重視し、OBを避ける”作戦”が必要になります。快心の一打に心を揺さぶられるものです。ドライバーでかっ飛ばしてセカンドショットをやさしいショットにしたいという気持ちも在ると思います。ドライバーショットが成功すれば100は切れたも同然という考えです。

100を切るという目標のためには、「危ない橋は渡らない」ためにも安全なティーショットをするという考え方もあります。何となく問題を先送りにしたような感じもしますが、これは現状のゴルフレベルで違うはずです。アイアンショット（セカンドショット）やアプローチにそれなりの自信があるのであれば、迷うことがありませんが、そうではないのが現実です。

そのため、大変な葛藤が生まれると思います。メンタルを強くするためのいくつかの方法をご紹介します。きっと役に立つはずです。

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