ゴルフでスコアを作るのは、大きな飛距離で飛ばすドライバーやベタピンにつけるアイアンばかりではありません。一番大切なことは、いかにミスしたときに最小限の被害で食い止めることができるかです。
ゴルフ初心者のよくあるミスは、ミスをカバーしようとしてミスを繰り返すことです。そうすると1ホールで11打とか15打といった2桁スコアが並んでしまうことになるのです。そうならないためにもグリーン周りのショートゲームを磨くことが大切になります。
また、ゴルフは調子が良いときばかりラウンドすることはありません。場合によっては調子の悪いときのほうが多いくらいです。悪いなりにプレーするためにもショートゲームが重要になります。そのときのアプローチ(ショートゲーム)で使うことになるゴルフクラブがウェッジです。
ウェッジもいくつかの種類に分かれています。大きく分けると4つあります。簡単に説明します。
種類(番手) | 解説 |
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ピッチング・ウェッジ(PW) | ランニングアプローチを行なうときに使います。アイアンセットに組み込まれていることがほとんどなのでメーカーやモデルによってロフト角度に幅があります。一般的にむずかしいと言われているアイアンセットのPWはロフト角度が47°に近いはずです。 ロフト角度の目安 44~47° |
アプローチ・ウェッジ(AW) | アプローチウェッジというとアプローチをするためのクラブのような感じを受けますが、実際はPWとSWのロフト角度の間隔を埋めるために生まれたようなウェッジです。呼び方も様々です。P/S、FW(フェアウェイウェッジ)、GW(ギャップウェッジ)、11番など。呼び方に統一性がないのも新しく生まれたクラブだからでしょう。 ロフト角度の目安 48~53° |
サンド・ウェッジ(SW) | 名前の通りバンカーで使うために作られていますが、一般的なアプローチでも使用することが多いです。バンス角度が大きいものはエクスプロージョンショットがしやすくバンカーから脱出することに向いていますし、バンス角度が小さいものは砂をできるだけ取らずにスピンの利いたバンカーショットを狙うことができます。初心者ゴルファーにはバンス角度が大きめ(10~14°)のSWが良いと思われます。 ロフト角度の目安 54~58° |
ロブ・ウェッジ(LW) | ロブウェッジはボールと高く上げるために使用するクラブです。砲台グリーンやバンカー越えなど使う場面は限られていますが、確実にボールを高く上げることができるクラブです。ただ、使い方はむずかしくなります。ボールに高さがあるだけに距離感を出すことがむずかしいウェッジと言えるでしょう。一般的なクラブセッティングではオプションとして考えておいた方がいいと思います。 ロフト角度の目安 60°以上 |
※必要なウェッジを選ぶ場合にはロフト角を4度くらいの間隔で選ぶことが大切です。
ウェッジの長さは、同じメーカー・モデルであれば、番手が1つ下がるごとに0.25インチずつ短くなっているのが最近のウェッジです。
アイアンでカーボンシャフト(グラファイト)を使っていてもウェッジではスチールを使っても構わないと思います。アイアンセットの流れを重視したいのであれば、アイアンの流れを組むウェッジが単品で販売されていますのでそちらを購入されることをおススメします。
ウェッジは別と考えている人は、スチールシャフトはかなりおススメです。クラブの重さでオートマチックなスイングができると思います。フルスイングするクラブではありませんので非力なゴルファーでも使えます。
ゴルフが上手い人は、1つのウェッジ(クラブ)で多彩なアプローチを行ないます。ランニングアプローチをしたり、ピッチエンドランをしたり、ロブショットをしたりとこちらが見とれるくらいです。
しかしながらウェッジの番手を変えることで初心者ゴルファーにもそれができるのです。多彩なアプローチを身に付けるよりもウェッジの番手を変えることでランニングからロブショットまで打つことができます。ゴルフを続けていく間に1つのウェッジで様々なバリエーションのショットを打てるように努力しましょう。
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