アプローチの打ち方には大きく分けて3種類の方法があります。1つのクラブを使って何種類もの打ち方をするゴルファーもいますし、打ち方を変えることなくクラブの番手を変えることで行なうゴルファーもいます。
一般的にゴルフの初心者に薦められるアプローチは、ランニングアプローチです。ランニングアプローチは、ボールの転がりを重視したアプローチです。キャリー(飛距離)が少なく、ラン(転がり)が多いアプローチになります。
グリーン上で距離感をもっとも出しやすいクラブはパターです。どうしてパターが距離感が合うのかというとフェース面がもっとも立っているからです。ロフト角度はパターにより違いがありますが、3~4°くらいです。
ロフト角度が少ないほど、直進性に優れ、ボールは空中に飛び上がることがありませんので、ほぼすべての力を直進する方向へ伝えることができることになります。そのためボールが高く上がるアプローチになるほど距離感を出しづらくなることが分かりますよね
ランニングアプローチに使用するクラブは様々ですが、一般的にショートアイアンの7~9番アイアンで行ないます。場合によっては、ウェッジによりランニングアプローチを行なうゴルファーもいますが、ダウンスイングがショートアイアンより鋭角に入ってくることからスピンがかかってしまうこともありむずかしいアプローチになってしまうこともあります。
ランニングアプローチは、グリーンの形状や速さが分かっていて初めて頼りになるアプローチなのですが、トップダフリのミスがミスになりにくいアプローチスタイルなのでゴルフ初心者に薦められているわけです。ロフト角度が、立っていると(0°に近づくと)トップ・ダフリのミスもミスにならないということです。
また、ランニングアプローチを使えるところは限られています。グリーン上でボールを転がせることが必須条件になりますので、グリーンエッジからピンの位置が近い場合には使えないことも多くあります。
ゴルフ初心者にとって簡単なアプローチといっても練習を積まなければ上手くならないわけで、これはすべてのショットに同じく言えることです。
ピッチエンドランは、ゴルファーがもっとも多用するアプローチだと思います。ある程度キャリーとランを出すアプローチです。普通にアプローチをするとピッチエンドランになるはずです。
とくに工夫もすることなしに、クラブのロフトに任せて行ないますのでとてもシンプルなアプローチです。
ランニングアプローチは、グリーンの形状や速さなどをしっかりと頭に入れていないととんでもないトラブルショットになってしまいます。
一方、ピッチエンドランは、手前のグリーンの起伏を読まなくても良いわけです。ピンの周りのラインをしっかりと読むことと、大切なことはボールの落としどころが重要になってきます。ボールの落としどころを間違えるとピンに寄るどころか大きなピンチになってしまいますよ。
個人的には、ランが少ないのピッチショットとランが比較的多いピッチエンドランは、クラブの番手で変えることにしています。ピッチショットは、どちらかというとスピンで止める感じです。
場合によっては、グリーンまでの距離が遠いとピッチショット、短いとピッチエンドランになるという考え方もあるでしょう。
ロブショットはクラブのロフト角度を意識的に増やしてボールを高く上げることで、手前にある障害物を越えたり、高さを出すことでボールを止めたたりするアプローチです。
このような特殊な状況のときにしか行ないません。
トッププロのフィル・ミケルソン選手はこのロブショットをもっとも得意なアプローチにして使わなくてもいい場面で行なうこともありますが、ゴルフ初心者のみなさんは、基本的にあまりおススメできないアプローチです。
当然ですが、ボールの下にクラブフェースが入るだけの隙間(芝・ラフ)がないと出来ないアプローチになります。
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