明日は楽しみなゴルフ!朝一のショットはドライバーで攻めようか、手堅くフェアウェイウッドでOBしないように攻めようかなど考えるはずです。なかなか寝付けなくなり、明日のラウンドのイメージが続きます。3番のパー3は9番アイアンで攻めようか、でもピンが奥に切ってあればどうしよう、池越えを狙うかどうかなど考え始めると眠れなくなります。
このようにコースをラウンドすることを想定して、最悪の状況を回避しようとすること、自分の実力の範囲内でできることを組み合わせて攻めるルートを決めることをコースマネジメントと呼びます。
一方、自分の実力以上のことを実行することは一か八かのショットになります。これをギャンブルショットと言われます。一般的にすべてのショットがギャンブルショットになっている人も多くいます。
上記のようなことは普段から行なっていることではあるのですが、しっかりとプランを立てることが大切です。ゴルフでは攻めたい気持ちと守りたい気持ちの2つが心の中で葛藤するものです。決めたことを実行することがコースマネジメントには欠かせません。だからと言って、必ずしも守りと通すことがベストというわけではありません。時には攻めることがベストのときもあるのです。その選択肢をしっかりと自分で決めて実行することです。
プレーをするのは人間です。調子の良いときもあれば悪いときもあるのです。調子がいいからといってガンガン攻めるばかりではトラブルに陥ることもあります。調子が悪いからといって守ってばかりではいつまで経っても調子が戻ることはないのです。
コースマネジメントをすることで最悪の状況を最高とまでは行かなくてもそれに近いものにすることができるわけです。ここでいくつかの有名なコースマネジメントを紹介します。
ホームコースでも、ティーンググラウンドの位置は毎回変わります。ピンの位置も同じではありません。ピン位置次第では持つクラブが2・3番手違うこともあるのです。同じ攻め方をすることはないのです。
よく言われることですが、「ピンから逆算して攻める」と一度は聞いたことがあると思います。ここにピンが切ってあるのであれば、セカンドはグリーンの右サイド狙い、ティーショットは池の手前に刻むなど、ピンの位置から逆算して攻めるルートを決定することです。
セカンドショットがグリーンをこぼれたらアプローチを行なうことになります。ベタピンにつけることがベストではあるのですが、そんなことは何度もないと思います。アプローチで大切なことは、パッティングのときに簡単なラインを残すことです。
強烈な下りのパットや左右に曲がるパットを残してしまうと、2パットでもホールアウトすることさえ難しくなります。
アプローチというと基本的にピンを真っ直ぐに狙うことを考えがちですが、コースマネジメントの観点からできるだけストレートなラインで上りのパッティングを残すことを第一に考えるのです。
ここでも攻めたい気持ちとコースマネジメントの狭間で心の葛藤が起きるはずです。ゴルフはこのように常に気持ちを抑えることが求められるスポーツです。そのためメンタル面の強さが欠かせないわけです。
普段はラクラク越えることができる池越え・谷越えのコース。強いアゲンストの風が吹いているのであればわざわざ狙って池ポチャすることは馬鹿げています。普段はフロントティーからプレーしている人がバックティーからラウンドするとフルショットでちょうど池に入る状態のときなど。
このようなときは迷わず、池・谷の手前の距離を把握し(キャディさんに聞くといいでしょう)、池・谷に絶対に入らない距離を打てるクラブを使うことを第一に考えます。このとき短いクラブということで飛ばそうとして振り回すことは無茶なことです。目的は池・谷に入れないことですから、そのことを第一の優先課題と考えます。
いくつかのコースマネジメントについて書いてきましたが、この積み重ねが最終的にはスコアに表れることを知れば、コースマネジメントの重要性を改めて感じることになるはずです。
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