人間は楽なほうへ気持ちが流れていくものです。何事も自分を甘やかさないことが大切です。突然の厳しい状況の中でも、それまでの自分への厳しさがあれば、きっとどんなことも乗り越えることが出来ると思います。
ゴルフにおいても同じことが言えます。たとえば、いつも仲良しの友達とばかりラウンドしていても”井の中の蛙”です。確かに友達とラウンドすることはとても楽しいことですが、ゴルフの上達ということを考えると疑問です。
仲間にはライバルの存在もあり、切磋琢磨してゴルフの練習やラウンドを行なっているかもしれません。最初はそれでも良いでしょう。ただ、仲間とだけの交流からは上達につながるヒントはあまり生まれてこないのです。それが見つかったとしても世間では古い昔話のようなレッスンや開眼の場合が多いでしょう。
ここは一つ、殻を飛び出しましょう。普段はラウンドしたことがない会社の上司を誘ったり、競技ゴルフなどへ積極的に参加することで、面識の無い人とラウンドすることをおススメします。きっと緊張感のあるゴルフができると思います。
上級者といわれるゴルファーとラウンドすることはとても刺激になります。結果的に当然、敵わない相手ですが、それでも数ホールはついていける自分がいます。緊張の中、ティーショットをしたりアプローチ・パターをすることで今までに感じたことのない自分への情けなさを思い知ることになるでしょう。
それで十分なのです。上級者ゴルファーの技を盗むことは、簡単に出来ることではありません。それよりも同じ土俵の上でゴルフが出来たこと、最後まで諦めずラウンドできたことが後になってみると最高の経験になっていることに気づきことでしょう。
しばらくして仲間とラウンドしてみてください。「今日は調子が悪い」そんなときでも十分今まで以上の実力が出ると思います。これは一度、大きな緊張感や危機感を味わったことで自分自身の伸びしろが伸びたことになるのです。視野が広がったといっても良いでしょう。
「かわいい子には旅をさせろ」です。自分自身にいろんな経験をさせることこそ、成長スピードを速めることにもつながります。今までのティーショットはマン振りでもこれから先は少し変わるはずです。1打に集中することも大切ですが、18ホールすべての流れを意識したラウンドを考えることが出来るようになります。全体を見ることができるようになるというわけです。
最近では日本のトッププロが海外に挑戦することが珍しく無くなりました。海外でも十分通用するのではないか?と思わせるようなプロもいます。以前は、どこまで通用するのか楽しみに海外メジャーに挑戦する日本人プレーヤーを応援していたものです。しかし、結果はどうだったでしょう。活躍することなくボロボロになって帰国することがほとんどでした。
しかし、海外メジャーに挑戦した選手が日本でトーナメントに出場するとすぐに優勝したり、大活躍することがよくあります。何かを学び取るにはあまりに時間的に短すぎます。大舞台で自分のできることをトコトン試して、もがき苦しんだ結果、たった1度の海外メジャーの経験なのに「ひとまわりもふたまわりも」、その選手を強くしてくれるのです。
これを機に仲良しゴルフと合わせて競技ゴルフに照準を絞ってみることも考えてみてください。
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